「ロルフィングで痩せますか?」

結構よく聞かれます。回答としては、、「痩せるきっかけにはなり得ます。」です。

私自身のことを言えば、10年前(もうそんなに前なのか!)、クライアントとしてロルフィングを受けたとき、5kgくらい体重が落ちました。ただしそれはおそらく「運動したから」が大きいと思います。

その頃、ストレッチの失敗で右ハムストリングを痛め、かつ、右胸郭を痛め、日に日に不具合がひどくなり、運動したくても思うようにできない(無理やりやっていましたけど、動きをキープできないし辛い)状態で、途方に暮れていました。

そして、意を決してロルフィングを受けてみたのですが、10回の途中で(具体的には#4セッションで)、不具合が解消される手応えがありました。自分の動かし方、重心の使い方で、痛みが変わることを知ったのです。

「なんと、自分次第で変えられるんだ!」とわかってから、痛みが出ない動かし方、強度を模索しながらバレエを再開(今はやっていませんが、、)。久しぶりに動けるのが、とても嬉しく楽しくて、いそいそとレッスンに通いました。その結果としての減量です。

その後、ロルファー(ロルフィングの施術者)になるためのトレーニング、ロルファーになった後に参加したワークショップなどで気づいたのは、セッションを連日受け続けると、それなりに身体はヘロヘロになること(笑)。

そして、その状態を無視して普段通りの食事量でいると、翌日、自分が使い物にならないこと(爆)。眠い、怠い、身体が重いわけです。で、どうしたかというと、ヘロヘロの状態でいるとき、自分が本当に食べたいもの、食べたい量は?と、身体と相談してみたわけです。

そうすると、昼は林檎1個で充分だったり、スープなら美味しく飲めたり、生野菜だけ欲しかったり、パンを一切れくらいなら欲しかったり。そんな感じでした。

そんなふうに、身体的欲求に応じた食事をとった翌日は、わりとスッキリ目覚めて、運動後のような疲労感は軽くあるものの、頭は冴えた感じで、それがしばらく続くと、なかなかいい感じで減量していました。

ロルフィングを受けて(1〜2週間に一度、2時間程度)、後は何もしないで、それだけで痩せる、というのは難しいかもしれません。が、身体感覚のセンサーの精度が高まり、姿勢や動作が変わっていくと、おそらく食事を含む日常生活も変わらざるを得ない、とも思っています。

現在、私は「『自分が今、本当に食べたいものは何で、食べたい量はどのくらいだろう?』を、丁寧に問う&実行する」ダイエット(長い!)を実施中です。2月から始めて4kgくらい減量しました。

付き合いがあったり、イライラしてそれどころじゃなかったり(笑)など、実施できないこともありますが、「そんなときもあるよねえ」というユルさも持ちつつ、とくに「食べてはいけないもの」は設定していませんが、なかなかいい感じなのではないかと思っています。

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