ヴィパッサナー瞑想10日間コースに行ってきました②

本題の瞑想について。

基本、一日10時間が瞑想タイムです。最初の二日半はアーナパーナ瞑想という狭いエリアで呼吸を観察するもの。三日目の後半からヴィパッサナー瞑想がスタート。そして10日目にメッター瞑想という慈悲の瞑想が加わりました。

最初の二日間はとにかく足が痛くて、痛くて、キツかったーーー!のですが、だんだん大丈夫になってきます。胡座で陰ヨガ、または、スパルタ式イールドワーク(語義矛盾・汗)をセルフでひたすらやり続けた感じ。休憩時間に立ち上がったときにはあちこちの結合組織がリリースされているのがわかり、関節の可動域の拡がりに違和感を感じたほどでした。

私、ロルフィングをするようになってから、我慢というものがどんどんできなくなってきていますが(笑)、久々に相当「我慢」してみました。確かに痛みはアニッチャー、変化する変化する変化する。無常です。次第に消えていきます。あんなに痛かったのに、例えば捻挫のように後には残らない。あ、我慢するというよりも、「ひたすらやり過ごし続けた」ですね。

ヴィパッサナー瞑想の目的は「解脱」だそうです。なんとゴールは大きいというか遠いというか、、壮大でした。ですので目的違いの話になってしまいますが、「スパルタ式自重神経筋膜リリース」と「健康な人が、一人で安全に行える範囲での、SE™️セルフワークをできるように、10日間かけて学ぶコース」を内包しているなあとも思いました。というか、それらの作用は解脱の準備に必要なのかもしれません。

講話で出てくる「サンカーラ」は、まさにSE™️でいうところのトラウマ反応でもあるし、身体の " 粗い " ところや " 固った " ところはフリーズしてるところと言えますし。「観察していると震えが生じることもあるが、平静を保つこと云々」と、フリーズが解消される際の生理的反応にまで言及されていました。

瞑想中にすることは、ただひたすら身体感覚に注意を向け続けつつ平静で居続けること(ときに意識を留め、トラッキングもする)。それを、時間をかけて順を追って安全に配慮して(足は痛いですが!)、体験を伴って学べるカリキュラムになっています。長年世界中で実施されアップデートされてきたのでしょうね、、すごーく練られています!

ちなみに「平静でいる」というのは、無視したり臭いものにフタしたりするのではなく、気にしないように心掛けるんでもなく、(心の中が)騒ついたときには、それに気づいたら、「あ、私、今、なんだか騒ついてるわ」と認めて、次にその「騒つき」が変化していく様を、ただ観察・見守り続けることです。

前述した「(我慢というより)やり過ごし続ける」ことで、多くの場合、形が変わったり、質感が変わったり、量が変わったり、別の何かが思い浮かんできたりetc、などなどしつつ、次第にどこかに消えていきます。

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