宮古島に行ってきました

台風19号発生前に宮古島行きを決めていて、上陸予報がなされた頃に出発しました。そして台風一過の13日に成田へ戻る予定でしたが、二日連続の欠航で直後の振替便も満席となり、予定より二日遅れて15日に帰宅しました。

大きな台風だったので、宮古島も晴れてはいたけれどずっと風が強くて海も白波が立っていました。それでも場所を選べば一応泳いだり素潜りすることもできて、旅の目的(海で泳ぐことと素潜りすること)は十二分に達成しました。

切り立った崖に作った石階段を裸足で上り下りして一番近くて穏やかな海に毎夕方入りに行った。初日は大きなウミガメ二頭(一頭はコバンザメ付き!)とホバリングするマダラトビエイに、通常いないでしょ?!という浅瀬で遭遇してビビってしまうほどでした。

だいたい波が高くてあまり沖に出るのは恐ろしかったので、ほぼ浅瀬で砂地で砂紋を眺めるシュノーケルがメインでしたが、一度だけちょっと冒険して沖に出てドロップオフとちょっとだけその先も堪能しました。あー、これがやりたかったのだ!(真似はしないでください)

そのほか、島を歩いてたらおじさんに「今が一番いい季節だよ。サシバがやってきて風も涼しくなって、でもまだ海にも入れて」と言われたり、ひとりでドロップオフを堪能してたとき、気づかぬうちに島の人に海から見られてて、夜に「今日、ひとりでタコ公園の下で泳いでたでしょ?」とバレてたり。私、マスクつけてたんですけどなんでわかるの??

東京から「神様に呼ばれて急遽御嶽回りにやってきた」というおじさんがいて、どんな風に呼ばれるのか?声?映像?その他?と尋ねたら、「全部。文字のこともある」とか神事についてあれこれ聞いたり。

がっつり観光プランを立てて香港からやってきた人々のガッツに感心したり。以前から一度行ってみたかった島野菜の料理教室に参加して、美味しく彩美しいローゼルづくしのレシピを学んで食べて満喫したり、夜、横殴りの雨の中を道に迷いつつスクーターで30分走って寒くて死にそうだったり。

伊良部大橋は本当に長くて強風で、スクーターが風に煽られてマジで怖かったり。伊良部島の佐良浜地区はモロッコか?というくらいワイルドな異国情緒に溢れているし、街にたどり着くまでの道路の両脇は、沖縄特有の、小さな家?というようなお墓が延々続いてさすがに怖いよ〜と思ったり。けれどスクーター移動はやっぱりレンタカーより楽しいな、と思ったり。

ひたすら、風(どちらかというと強風)と水(海も雨も)を味わい続けた日々でした。基本的に私は八重山(石垣島、西表島、与那国も入るのかな)に行くことが多くて、宮古島は3回目(20年前、7年前、今年)でしたが、初めてちょっと馴染んだ感じを持ちました。そして、ここは頭上、空、上方向に定位しやすいところだな、という体感がありました。

私は上方向へのオリエンテーション(定位)が薄いので、上方向に向かって軽く軽くなっていくのはかなり新鮮な日々でした。馴染みのある西表島はもっぱら下方向にぐっと向かいますし、石垣島はそれよりはマイルドながらどちらかというと下方向。与那国島は上下ともですが、軽さはあまりなくて上にも下にもガーッと垂直に作用する感じです。

軽さというのも良いものだな、と初めて感じられたのは良い体験だったかもしれません。うっかりしてると、ホワワーンと地に足のつかない人にもなりそうですが、軽やかさとして体現化できるといいな、と。

先月の15号に続いて今回も自宅におらず、台風の直接の影響は復路の飛行機の欠航で帰宅が遅れたことだけなのですが、旅行中からずっと水について考えています。

コメント

人気の投稿