足で立つ意志?本能?

今朝、祖母が車いすから立ち上がって転んだそうだ。1年3ヶ月寝たきり&車いすで、食事も鼻からチューブで流動食というか液体カロリーメイトのようなものしかとってない。でも立ち上がって歩こうとした。

当然足は骨と皮で筋肉はほとんどないから、頭の重みで転んで顎と鼻に怪我したそうだが、重傷ではない。立って歩いて自分で動きたいんだなと改めて思ったし、以前から、歩く練習をさせれば歩けるようになるとは思っていたが、自分でやっちゃった。

すごいなあと思うと同時に、周りの人たちの困惑も理解する。私は孫なのでなんというかワンクッションあるのだが、両親や病院のスタッフはストレートに喜ぶことはできない。認知症であり、意思の疎通をとるのは、無理とは言わないが相当困難なのは確か。

以前、家に居るときも気づいたら外にでていて道で転んで怪我していたこともある。赤ちゃんと似ていて、でも身体に重さがあるから転んだりしたときのダメージも大きい。誰かがずっと側で見てないと危険。でも誰が?私もずっとは見ていられない。

身体の使える機能を使おうとして、でも困る人が居る。もしも私だったら、大怪我しようがなんだろが「歩きたい」と思うのだ。祖母もそうかもしれない。でも、違うかもしれない。祖母の望みが知りたい。危険だろうが「歩きたい」のか、周りの人たちを「安心させたい」ほうが勝るのか。

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