改めて、ハバロフスク&ウラジオストク①

9月初旬にロシア旅行に行ったのですが、帰国日の成田缶詰から始まった台風15号のインパクトが勝ってしまい、ブログにはサラッと触れるだけになっていましたが、改めて記しておこうと思います。来年からウラジオストク直行便が続々と増便されるようですし。

「ロシア行ってみたいな」というのは細く長くありました。イギリスやNYの語学学校でのクラスメイトや、京都でシェアメイトだった樺太出身のロシア系イスラエル人ご夫妻たちと接すること、話をすることで興味を持ったのがきっかけです。

あ、あと一度、モスクワ=>成田の飛行機内で隣席だった筑波在住ロシア人研究者のおじさまの話がとても面白かったというのもあります。極寒のシベリアでの計測作業の過酷さと、ザワークラウトとサウナと(なぜか)札幌の魅力について熱く語っていて、喋っているうちに到着してしまったほどだったので(ちなみに話は日本語で)。

そしてベタですが、大滝詠一の「さらばシベリア鉄道」と、デビッド・ボウイが「飛行機嫌いで、来日公演の後にロシア経由のシベリア鉄道で帰国した」という話からのなんとなくの憧れも。

 実行する直接のきっかけは、またもや有効期限が迫ったマイルがあったからで、マイル特典旅行としてS7航空利用で行ってきました(ちなみにS7は格安チケットの場合LCCのように受託手荷物は有料らしいですが、特典航空券は23kgまで無料だったので、そこそこ重量ありそうな蜂蜜も悩むことなく購入してました)。

一昨年にウラジオストク、昨年にはハバロフスクも無料の簡易電子ビザで行けることになったらしいと知って「2都市に就航してるなら両方行こう、都市間の移動にシベリア鉄道も乗れるし!」と、詳しく確認せずに航空券を予約したのですが、「簡易電子ビザは1都市滞在のみ有効」だったことを後から知り、結局はロシア大使館にビザ申請をすることになりましたが(汗)。

旅行準備についてはインターネット上の各種サイトで情報を集めることができます。ビザ取得の手続きや、シベリア鉄道のチケット予約方法など、手取り足取りくらいの細かなインストラクションをしてくれているサイトもあります。

その中で、見つけられなかった情報や後から知ったのは、、

1. ビザ申請について(簡易電子ビザではなく、通常のもの)

現在、ロシア大使館にビザ申請をするにはネット上での予約が必要となっていて、東京ではその予約がほとんど取れないこと(汗)。その代わりに手数料が必要な「ロシアビザ センター」という赤坂溜池にある委託先に行くことになる可能性が高いこと。

無料でビザを取得したい方は、1ヶ月半以上前からロシア大使館の予約サイトをチェックすることをお勧めします。私は1ヶ月前に予約しようとしたら空きがなく、ギリギリまで粘りましたがスケジュールが合わず、ビザセンターへ行きました。

ちなみにビザセンターは手数料を取られますが、窓口のロシア人の方々は皆日本語OKで、ほとんど待つこともなく、すんなり手続きを終えることはできました。受け取りの際も、予定日に待たずにもらえました。

2. ハバロフスク空港のATM

結果から言うと、ありました。かなり小さな空港で、到着ロビーは小さなカフェが空いてるだけでしたが、小さな黄緑色のATMがありました。英語表示も選べましたが操作を誤ってロシア語表示のまま進めてしまいましたが(汗)なんとか大丈夫で無事現金を入手できました。ちなみに使用したのはソニー銀行のデビットカードです。

なお、ハバロフスク空港は新空港を建設中だったので、近いうちに全く事情が変わって便利になるかもしれません。

旅行中は3回ほど適当なATMを利用しましたが、VISAカードのキャッシングサービスも問題なく使えました。あまりお金を使うつもりもなかったのでレートを細かくチェックしませんでしたが、デビットでもキャッシングでもほぼ同じような感じで、手数料込みで1ルーブル=2円弱でした。

ちなみに街中では少額の支払い(300円未満とか)でもキャッシュカードOKのところが多かったですが、宿は「キャッシュカードOKだけど、可能なら現金がありがたい。カード会社への手数料を払わずに済むから」とも言ってました。

3. SIMカードとローミング設定

私は長らくPHSユーザーでしたが、PHSサービス終了に伴うキャンペーンもあり、この旅行を決めたのを機にiphoneにして、旅行前にSIMフリーの手続きは済ませていました。

到着したハバロフスク空港に店はなかったので、街中に出てからケータイショップに行って購入しました(beelineという会社のもの)。英語が全く通じず、wifiがなかったのでgoogle翻訳も使えず、どうしようかと思いましたが、状況からいってプリペイドのSIMカードを欲していることは伝わります。

どのプランがいいのか?についてお互い悩んだ結果(言葉が通じないから)、店の人が「これでどう?(たぶん)」とロシア語のプラン表を指し、内容は全然わからないけど値段が700円くらいだったので「それにします!」と、とりあえず決めました。

カードの入れ替えは店の人がやってくれて、各種設定は宿に帰ってwifiの通じるところで色々調べながらやりました。ただ、事情がよくわからないですが(汗)、モバイル通信がスムーズにできるようになるまで半日かかりました。その後はずっと使えましたが。

しかし、スマホ初心者だからなのか、ローミング設定をオンにしたままロシアに着いてしまったため、帰国後翌月の請求を見たら「海外パケットし放題」1日分の料金が課されていましたよ、、なんてこと!!次回は着陸前にローミング設定がオフになってることをきちんと確認します。

4. シベリア鉄道の座席等級について

こちらのサイトを参考にさせていただき、事前に3等車で予約完了させていました。参考サイトでもチラッと触れられていますが、個人的には3等車で十分というか、むしろ知らない4人での個室よりもオープン車両の方が安心できる気がします(1等車はまた別でしょうが)。

乗ってる人は様々で、ほぼ満席でしたが皆マナー良かったです。私がいたコンパートメントは、私(下段)、30代くらいのデカイ男性(上段)、60代くらいの女性(向かいの下段)、30代くらいの女性(向かいの上段)の4人でしたが、夜行寝台ということもあり、荷物をしまってベッドメイクをしたらサクサクと寝に入り、遅くまで騒いだりしてる人は皆無でした。

5. Google翻訳

こちらのレベルも問題ではありますが(笑)、思った以上に英語が通じません。街中の案内などもアルファベットでなくてキリル文字なので憶えづらい。でもそんなことは当然だよね、とでもいうように現地の方々はスマホで、Google翻訳でコミュニケーションを図ってくれます。

お互い、スマホの画面を見せ合いながら話が進む感じ。手入力、音声入力、文字を写真で読み取るなどなど、今からロシア語を勉強するよりも、Google翻訳の操作に慣れるほうがコミュニケーションがスムーズに行きそうです。

つづく。

コメント

人気の投稿