HSP と SE™

Highly Sensitive Person、流行ってますね。戯れにweb上のHSP診断テストをいくつかやってみたところ、私も強度HSPでした。「とてもそうは見えない」と10人中9人に言われそうですが(笑)。

その真偽はさておき、名前がつくと安心なところもある反面、「だからしょうがない」にもなりがちですね。 

 その昔、10年以上前、友人と話していたときに私が「身体の好不調や感情の揺れに敏感でいると、それに振り回されて面倒くさいことが多い。鈍感でいる方が楽でうまくいくことが多いよなあ...」と言うと、友人は「そのうち、敏感でありつつ振り回されなくなるんじゃない?鈍感でいるよりも、そのほうがいいんじゃない?」と言ったんですよ。私にとってそれは目から鱗な発言だったけれど、今思えばその通り...!

HSPで困ってる/悩んでいる方はおそらく、不快な方に注意が向いてしまう状態で、快な方にも気づけるようになれば、幸せもいっぱいある。些細なことで落ち込んだり動揺するなら、同じく些細なことで嬉しくなったり感動したりもできるから。 

 HSP診断テストの設問を読むと、不快な「当てはまる」は、ほとんどがトラウマ反応とも言えて、だとすると、何か繊細な情報をキャッチしたら、それに対して自動的に出てくるいつものパターンで反応せず、自分の反応を選べるようになれるといいですね。

例えば何かに動揺したら、同時に何か「いい感じ」のものにも気づいて、そちらにも注意を向けてみる。するとおそらく、動揺の量や質が変化しているはずなんです。 

ソマティック・エクスペリエンシング®︎療法では、そのような体験を少しづつ積み重ねることで、いつの間にか「敏感でありつつ振り回されない」自分に気づくようになっていきますよ〜。

 余談:以前私はヘリコプターの飛ぶ音が本当にダメだったのですが、SE™プラクティショナー養成トレーニング中、生徒同士の実習の20分程度のセッションを受けた後、ほとんど気にならなくなってビックリしたことがあります。

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