パンドラ ザ・イエロー・モンキー PUNCH DRUNKARD TOUR THE MOVIE

昨日は1日、日本ロルフィング協会のWSに参加してきました。翌日(今日)の本番に向けてのリハーサル的なものと、忍者先生のWS。激しく身体を使うことはほぼなかったのですが、確実に効いてます。そんな状態で向かったことも一因かと思いますが、タイトルの「パンドラ」。イエモンのツアードキュメント映画なのですが、自分にとって予想外に大きいものでした。

当初、「見に行ったツアーだし、わざわざ行くほどのことも...」と思ってましたが、トレーラーの冒頭のMC「10年前からやってます、遅れてすいませ〜ん」の空っぽさ具合に鳥肌立って、やっぱり行ってみるかな、と気軽な感じで。



で、最終日に滑り込んだわけですが、このツアーの、やる側の過酷さは、その昔さんざんインタビューや音楽雑誌の記事で目にしていたし、実際見たライブもなんだか荒んでいたし、最終日の、ササミのようなパサパサな吉井さんを見ても、そうなんだねとしか思えなかったのですが、昨夜受けとったのは全然違うものでした。

息が詰まりそうなツアードキュメントでもあったはずなのに、実際は、見て、聴いているうちに、どんどん呼吸は深まるし、仙骨は脊柱はふわっと動き出すし、頭蓋内部もスペースがどんどん生まれていく。なにこの溢れるようなリラックス状態!?だったわけですよ。

まあ、好きなバンドだからね〜、と一瞬思ったけれど、そうじゃないというかむしろ逆だと気がつきました。私にとって、このバンドには、バイオダイナミクスにつながる「生命力を推進させるなにか」がある(もっと的確な表現はないかといろいろ考えてみたけれど、今のところこれで精一杯)。楽しい!カッコイイ!といった興奮だけじゃない、爆発させるというより底上げされるなにか。それで大好きなバンドになったんだ。

タイトル曲「パンチドランカー」の一節、「溢れ出すこの愛を君に見せた〜い」。これが映画全編に満ち満ちていた。当時のライブの現場で鳥肌立ちまくった「球根」しかり。軽やかさ0のズタボロ状態で出てきてしまう底力がこれなんだ。ん〜〜〜、本当に珍しい、変!濃い!痛い!そしてでっかくかっこいいバンド!!だと再確認した夜。

ツアー最終日の楽屋で、出番直前に吉井さんが大音量で聴いていたのがこの曲。笑ってしまうほど暑苦しく無敵。イエモンライブ盤「SO ALIVE」とともに繰り返し聴いてます。


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