今年も卒業シーズンが

ロルフィングのベーシック10シリーズは、その名の通り10回のセッションで成り立っています。毎回異なるテーマで身体にアプローチをして行き、10回目が最終回。

この最終回、いわば「卒業」を迎えるクライアントさんが年明けからチラホラと続いていましたが、今月はシーズンと言うこともあって(?)ちょっとしたラッシュです。

10シリーズは、創始者のアイダ ロルフ博士が、変化を引き出しやすく、またそれを定着させやすい手順を長年試行錯誤した結果、辿り着いた構成で、その手順は「レシピ」と呼ばれています。

とはいえ、そのレシピは、具体的な詳しい手順が書き記されているわけではなく、むしろ抽象的というか、セッション毎のコンセプトが提示されている、というようなものです。ですので、実際のセッションで行うことのかなりの部分は、個々のロルファーの解釈に委ねられています。

ロルフィングを学んでいたトレーニングの最中や、トレーニングが終わった直後などは、「一体、私は何をしたらいいんだろう...?これでいいのだろうか?」と、途方に暮れてしまったものですが(^^;。

それから数年、クライアントごとに、レシピをどう反映させたらよいのかを、いつもいつも、ああだこうだと考えながらセッションを重ねてきて思うのは、この「レシピ」は相当練られているというか、考えられているというか、有効だということです。

10回のセッションで紆余曲折を経ても、10セッション目で、あるまとまりが生まれる。また、クライアントが、その時点で、それほど無理なく受け入れられる変化を引き出すことができるのが、この10回だなあという実感もあります。

もちろんクライアントによって、希望されるゴールによって、追加で1、2セッションをご提案することもありますし、また、途中で止められる方をお引き止めすることもありませんが、最終回を終えたクライアントの方々を見ても、やっぱり10回続けることの意味はあるように思います。

明後日からは4月。新年度の始まり、スタート時期ですね。ロルフィングを始めて見ようと思われる方、再開してみようかな、と思われる方、お会いできるのを楽しみにしております。

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