親に読ませる本

「子供に読ませたい本」という命題はよく聞くけれど、「親に読ませたい、親に読ませる本」で悩む、ということを初体験。

「親に読ませたい」は、「私(子供)のことをもっと理解してほしい」とかではなくて、「親がすんなり読めそうで、楽しめそうで、私としても読んでもらったら嬉しい」と思うような本、という意味です。

まあありがちですが、子供には「本をいっぱい読みなさい」と言いつつ、自分が読書をすることはほとんど無いという母。おそらく40年間で読んだのは、小説、エッセイ合わせて10作品に満たないかと(雑誌はパラパラ見てますけど)。

そんな母ですが、先日、私が図書館にリクエストしていた本の取り置き期限が迫り、しかし取りに行く機会を持てなかったので、代わりに受け取りに行ってもらったところ、、「お母さん、ちょっと読んじゃった」と。

「ええ〜っ、小説読めるの!?」と驚いたら、「読めるわよ!読めるけど、いつも読む暇がないだけよ!」と憤慨する。毎日、昼に韓流ドラマを見ながら、コックリコックリしているのだが。でも「面白かった?」と聞いたら「面白い」と。おお!

なんか、「子供が読書に興味を持ち出して嬉しくなる親」ってこんな感じなのかも、と思いつつ、「じゃあ、先に読んでいいよ」と先を譲ったら、意外にも3日くらいで読み終わって「面白かった」と言って感想を述べていたので、「もっと読みたい?」と尋ねてみたら「読みたい」と。おお!

そんなわけで、図書館に行くついでに母向けの本探しをしています。これが、やっぱり自分用とは違うものを探すんですね。この自分の心理にも興味深いものがあります。

今のところ母は、2週間で3冊ペースくらいで小説を読み続けています(読めるんじゃん!)。現在読んでるのも明日には読了しそう。次は何がいいだろう?

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