身体感覚と野生動物

猛暑から一転、夜は涼しく(...というか、これまでのギャップで「寒い」くらいに)なりましたね。睡眠の質が一気に上がった感じです!おかげさまで喘息も鼻炎も治まって快調です。

さて、ロルフィングのセッションの際にもよくお尋ねする「今、どんな感じがしますか?」という質問。そして昨今流行りの「身体の声を聴いてみる」。ともに、ご自身の「身体感覚」に目を向けて観察してみよう、というものですが、「分からない、感じられない」とおっしゃる方も少なくありません(それには複数の理由があったりします)。

身体感覚を観る(感じる、トラッキングする)のは、野生動物(昆虫を含めて)に近づこうとするときの感じに、とても似ていると思っています。スズメや野良猫に近寄ろうとするとき、トンボを捕まえようとするとき、などなどに。

そんなとき、対象物にズカズカ近寄ったり、ガン見したりはしないはず。ゆっくり、スローモーションのように、周囲の空間にも注意を払いながら、(対象物を)見てるようで見てないようで見てるような感じで、そ〜っと近づいていくはずです。

身体感覚を観るのも、そんな感じ。というのも、身体のなかで起きている微細な動きは、野生動物そのものと言っていいくらい。自分の意図したものではない、自律的な動きだからです。自己治癒力、自己調整力などと言われるものの働きを担っているのがまさにそれで。

自分の中の野生動物を確認するというか、自分の中に自然環境を発見するというか。「自分の中の自然観察」というつもりで観てみると、面白い発見が多々あると思います(^.^)。

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