The Yellow Monkey Super@横浜アリーナ初日

5月に復活を遂げたイエモン（スーパー）ですが、私もようやくライブに行けました。横浜アリーナ初日、10年以上ぶりの新横浜の開発され具合に驚きでしたが、横浜アリーナ自体も楽屋を含めて（吉井談）リニューアルされてました。

３Fスタンドのステージ正面エリアでしたが、前に人がいないところ（出入り口階段の上）だったので、視界を遮るものナシ＆座っても◎。ステージとの距離は最もあるだろうけど快適でした！

事前に「横アリはスペシャルということでツアーと趣向を変えるらしい」という噂があったので、一応心の準備はしていましたが、「プライマル。」始まりではなかった（汗）。

途中で出てくるかと一縷の望みを持ってたけど、やらなかった。あれ〜。もしや私はプライマル。を生で聴くことは一生できないとか？レインボウマン始まりは好きだし嬉しかったですけれど。今、西暦何年でしたっけ？と一瞬空間が歪みましたよ。

そこから、今ツアーのこれまでの幕の内弁当的なセットリストではなく、シックス〜８までの重ための感じの曲群が続きました。が、当時と違って軽やかというか爽やかというか余裕というか、、、平地を無駄に４WDで走ろうとしてるというか（！）。

吉井ソロを経てきた今、イエモンの楽曲って基本的に窮屈というか音域が狭いんだわ（ひとえに吉井ボーカルの音域声量の変化によるものですが）。それをまざまざと見せられ、う〜むと思い、バーンとかソーヤングとか、もっさりと湿り気を重くひきずるような曲ならイエモンだわソロよりもと思ったり。

そしてそれらが単に私の思い込みでもなさげなのは、ライブ中、一番良かったのが新曲ALRIGHTだったからです。この新曲は正直言って全然好みじゃなくて（汗）、２回聴いた後ほぼスルーしてたし、今も「好きな曲か？」と聞かれたら「うーむ」と返すでしょうが、ライブ中、音が好きに動ける範囲／空間が最も広かったのがこの曲なのです（私も呼吸がしやすかったのだ）。なおかつイエモンぽいなとも思いました。

今回ライブに参加したのは、というより再結成見たい！と思った最大の理由は悲しきASIAN BOYを再び生で聴きたかったからです。その悲願は達成されました！が、同時に、全体を通してノスタルジックな視点を持てなかったのが意外でした。

なんかね、ほんと途中。変態中の蛹の中身を見せてもらった感じです。いやゴメン、まだ全然すごくないし、今日のライブ。「まずは新曲やらないとね！」と言ってた吉井さん。ほんとそうかも。現在の機能、器を活かしきれる新しい曲が必要です！！

それが私が好きなものかどうかはちょっとわからないけども、100年後にも残るものだといいね。

・空の青と本当の気持ち と SO YOUNGで、あのゾクゾクする感じの片鱗は見えました。
・ギターは常に２本欲しい。
・ヒーセがカッコイイ。頬骨のライン？蜘蛛のような動き？
・菊地兄弟、仲がいいなあ。すごいよなあ。
・「もう解散しません。たとえメンバーの誰かが死んだとしても。」は良かったです。
・SUCK OF LIFE と悲しきASIAN BOYでこのバンドのヘンテコさを思い出せて良かった。
・初日の代々木の始まる直前、幕の内にいたとき、まるで罰ゲームかのような緊張状態だったそうですよ。