アドバンストレーニング2週目終了

第2週目を終えました。今週は、自分がセッションを受けて、また授業の中のエクササイズで、重要なことに気がつきました。

セッションを受けて、横隔膜の捻じれが解けた。これは私にとっては大きなことでした。捻じれはおそらく8年前の自転車事故のときのもので、事故の場面がフラッシュバックすることはなかったけれど、そのときの身体の状態は憶えていたようです。「筋膜は記憶の器官」と言われるのはそういうことだと思われます。

ソマティック エクスペリエンス(以下SE)の実習時も個人セッション時も、これをなんとかしようと、いろいろな身体反応が起きていました。身体感覚をトラッキングすることでもたどり着けるし、筋膜リリースでもたどり着けるんだなあというのは、身を以て知ることができてとても良かったです。

横隔膜の捻じれが解けると、そのあたりがムズムズして笑いたいような泣きたいような感じ。そのような状態になっても、そう簡単には涙を流すことはできないのですが(まあ、恥ずかしいとか、そういう理性的な理由で)、SEを学ぶ中で「不動在庫(=神経系の凍りつき)は持たないほうがいい」と知ったので腹を決めて涙を出荷させていただきました。

そして涙を流しながら、やっぱり「泣く」という行為はカタルシスでもあるわけで、不動在庫が尽きても、ついつい新たに生産して出荷したい気分にもなってきます。でもそこで、それをやると、快感ではあるものの、トラウマ解放の視点から見ると余計なことなわけで(無駄に盛り上がる=再トラウマ化)、多少後ろ髪をひかれつつ、涙は不動在庫が尽きたところで拭き取って終了。これ、ものすごく冷静になれて良かったです。

感情に伴う横隔膜の動きはダイレクトでわかりやすく、私たちはむしろ横隔膜の自律運動に泣かされたり笑わされたりしているんじゃないかとも思いました。捻じれのリリース後は結構いつも忙しい右の頭蓋内が平常運転で、落ち着き度が増しました。

そのセッションの前に「MDHから腕〜手を伸ばす」というエクササイズをしていて、そのとき改めて気づいたのは「解剖学的に正しい位置が、その人にとって居心地良いとは限らない」ということ。

今回「その人=私自身」なのですが、正しい位置からリーチの動きをすると、確かに腕も伸ばしやすくAO関節も自由で頭部も楽なのですが、頭部が楽になると(動きに遊びができると)右の頭蓋内の騒がしさが増して足元がしっかりしません。

講師からのアドバイスで「正しい位置より、ちょっとだけ下から」やってみると、そこそこ伸ばしやすく、頭部もそこそこは自由で、足元はしっかりします。現在の自分の癖、パターンは、やっぱりなんらかの必要性があってのものなんだなと、つくづく知りました。

そんなことがあってからの前出のセッション。面白かったです。身体のどこに宝が埋もれているか?宝探しは難しいけれど、見つかるとびっくりするし(ほんの小さな骨一つの影響がこんなに?!とか)、やった〜!という気分になります(笑)。

明日からはトレーニング前半の最終週。楽しく学びを深めていけたら嬉しいです。

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