アーユルヴェーダ@スリランカ ④

さて、アーユルヴェーダの施術について。ここヒルヴィラは、基本的には14泊からの受け入れです。なぜかというと、しっかりと安全に治療に取り組むためには、最低2週間は必要との考えから。これは本当にそうだろうなあと思います。

わりと劇的な浄化、デトックスが行われる場合、その準備が必要です。いや、必要ではないけれど、準備なしだと無駄に辛い経験になる可能性が大かと。速攻の効果だけを求めてやっても、ひたすらの頭痛、怠さ、蕁麻疹、発疹がじわじわとやってきて帰国後にひどくなり、、、なんてことも容易に想像できる。

私は今回6泊で滞在し、ざっくり言うと、コアなパンチャカルマ(上から出したり下から出したりなどの、「アーユルヴェーダ」と聞いて思い浮かべるディープなトリートメント)は受けていません。主に喘息に対処するトリートメント&投薬で、胃腸の働きと免疫強化も考慮したメニューとのことでした。

毎日、オイルマッサージを中心に、ハーバル蒸気吸引、ハーブボールでポンポンやるやつなどを受けていました。オイルマッサージは、ヘッド、首&肩、二人掛かりで全身、レッグ(&フット)など。フェイスマッサージはクリームでした。部位ごとに各20〜30分で、1日だいたい4メニューなので、施術時間は計90分くらい。

顔や足脚は、こんな感じの庭でやります。気持ちいい〜!

2Fの私の部屋から眺めるとこんな感じ。海が隣接してます。

施術メニューを決めたり、使用するハーブや薬を決めるのはDr.で、実際の施術はセラピストさんたちが行います。セラピストは男女いて、客によっては担当を性別指定しているようです。

私はDr.とのコンサルテーションのときに「更年期障害の対策もしたい」と言ったら、「今回、セラピストは全員女性にしましょう」と言われました。ホルモンの作用の関係なのか??確かに私以外の女性客のフット&レッグマッサージは男性セラピストがやってました。

仕事柄、日ごろ受ける機会の多い筋膜や結合組織へのアプローチとはまた違った手技を受け続けたのが新鮮でした。その昔受けていたことがあるアロマトリートメントと近い感じだったり、経絡を意識した指圧が入るものや、おそらくセラピスト個々の腕によると思うのですが、なかには身体のつながりを感じさせるタッチ&アプローチをする方もいました。

ひとつ「そうか〜」と思ったのは、深部へのアプローチがなかったこと。ヘッドマッサージは結構しっかりタッチでグイグイされる割に、影響は頭蓋骨の上でとどまっており、頭蓋内部への侵入感はないし、マッサージも深部/コアを意図して行っているものははないだろうこと。おそらく安全を考慮してるのではないかと思われました。

ロルフィングで言うなら、#1〜3の表層のセッションという感じで、おそらく "本当の"
パンチャカルマが、#4〜7にあたるんじゃないかな、と。

同時期に滞在した他のゲストはそれぞれ、2週間、3週間、4週間のプログラムで、「本格的パンチャカルマ」を行っていて、皮膚に発疹が出たり、鼻にオイルを入れて辛かったり、夜に妙な夢を見続けてちょっとナーバスだったり...etc、いろいろあるらしく、ちょっと羨ましかったです(笑)。

4週滞在のゲストはこんなカラフルな薬もありました。
なかなかにケミカルな色合い(笑)。
私自身の変化は、①肌がすべすべになったこと(1週間後の今も、まあ健在です)。②蒸気吸引は初回辛かったけど(顔サウナという感じだった。サウナ苦手です。。)、2回目から楽しみになった。③胃腸の調子が改善された(腸に関しては、出てくるものがはっきり違ったのでわかりやすい)。④胸郭が開いた(肩こりなどとくに気になっていないので、なんでこんなに執拗にメニューに組まれてるんだ?と謎だったネック&ショルダーマッサージでしたが、胸部狙いだったようです。考えたら喘息もそうだよねえ)。

Dr.とのコンサルテーションは到着翌朝と最終日、そして最終日の二日前にありました。その他でも施設内にいるので、折を見て調子はどう?と声かけてくれます。

ちなみにドーシャ診断で私は「(混合ではない)Kapha カパ/カファ」でした。「鼻炎、副鼻腔炎、喘息〜太り気味で痩せにくい」というのはまさにその通り!なのですが、「色白で、目鼻立ちがくっきりしており、まつ毛が長い」は、あてはまらないにもほどがあるんじゃないかとも。

webなどでの自己診断ではヴァータ、ピッタって感じだったのですが、Dr.との問診、脈診、舌診などから、そう判断されました。そうですね、、本来の私は、おっとり穏やかな癒し系なのかもしれません(笑)。

その他、食事は毎度美味しいし、デザートや果物など甘いものも十分摂っていて、どちらかというといつも満腹気味でお腹が空く時間もあまりなかったのですが、家に帰ってみて、胃が小さくなってることに気づきました。規則正しい3食かつ間食ナシというのが良かったのかなあ。。

朝食は毎回このグリーンのお粥からスタートですが、
私は右手前の食前薬から。
また、カフェインレスで過ごした6日間は、尿意は頻繁にあるものの実際にはあまり出ず、やたらと浮腫んでいました。家に帰って紅茶、コーヒーを摂り出したらあっという間に尿量が増えて浮腫みは減りました。これ「カフェインレスで浮腫まない」に持っていけるのかなあ?と興味を持っています。






そうそう!ヒルヴィラ滞在中は、エアコンフリー(扇風機は有り、かつ、風は常に強めなので、それほど暑さは感じない)、氷ナシ、果物も飲み物も全て常温でした。エアコンフリーはありがたいけれど、冷えてない果物、飲み物ってどうなんだろ?と思ってましたが、家に帰って冷やした生野菜や果物を摂ってみると、思いの外「冷たすぎる!」と感じてしまいました。

こんなジュースも常温で。ちなみにこれは珍しく変な味でした。
発酵しすぎた甘酒にトビウオの卵を混ぜたような味。


















最後のコンサルテーションのとき「今度はもっと長く、また来たい!」と言ったら「次に来るなら、二年後に二週間以上で予定を組んで、” 本当の ” パンチャカルマを受けに来てくださいね。」とDr.に言われました。行きたいです!

Dr.のみなさまと。

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