怪我の功名?

実は先々週、自転車同士で接触して右脚を痛めました(今はもう大丈夫です)。互いにそれほどスピードを出していたわけではありませんが、曲がり角での出会い頭だったため、避ける余裕はありませんでした。ハンドルを切っても間に合わなかったので、互いのぶつかる衝撃をできるだけ避けるために、自分の自転車と身体を倒しました(以前の経験から、頭部への衝撃は絶対に避けたかったため)。

幸い、まさに「接触」で済み、相手にはダメージがありませんでしたが、倒した自分の身体と自転車の重さが右膝にかかって、ちょっとこれまでに経験したことのない痛みを感じました。右膝は5年ほど前に骨折したところでもあるので、またやっちゃった?!とも思った。もろに骨、大腿骨に響くかんじで、肉が腫れたような痛さでなく、骨がキーンと響くような痛さがあり、なおかつ、力が入らず動かせない(汗)。

そんな、痛いなかでも興味深かったのが、骨に響く振動で大腿骨のかたち、さらには大腿骨頭、寛骨臼、腸骨までが、ありありと感覚できたことです。キーンと響く痛さが腸骨から頭蓋に届いて「うわ、痛っ!」となってしばらくして、ようやく道路から起き上がれましたが(道路に倒れたまま起き上がれないから、接触相手も去れず、道行く人も立ち止まり...ご迷惑をおかけしました)、右半身が踏ん張れない。しかし、足から膝、そして股関節、腸骨〜頭蓋まで、骨の振動の響き(つまり痛さも)で、乗ってる、連携しているのがわかる感覚をもちました。

幸い骨折も捻挫もなく、翌々日には痛みも薄れてきて、力も入れられるようになってきましたが、あの「骨が痛い」感じはまだ身体に残っていて、それから今日まで右半身の調整が続いています。寝る前や、ぼ〜っとしているときなど、ふと気づくと筋膜が、ふわっ、するっと移動して骨の位置も変わり、上下の関係が変化を続けています。はい、現在も私の弱点である「右半身の収縮グセ」が、一大変化中なわけです。

私は本当に「痛み」が辛くて嫌いなのですが、今回はそのおかげ(?)でこれまでぼんやりしていたこと(大腿骨のねじれ具合と右股関節のソケット部分、そして頭蓋右半分の内側)が、かなりハッキリ体感できました。そうすると身体はもう嬉々として(?)調整を始めるものだなあ、というのも再確認しています。そしてもうちょっと、あの乾いた痛みとその走行について考えたいと思います。

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