京都、奈良へ行きました

先週お休みをいただいて京都&奈良へ行ってきました。当初、京都でのんびりと過ごす予定でしたが、、、いろいろと慌ただしい旅となり、思いがけず、思い残すことなく、行きたいところ全てに行くことになってしまいました。

関空に到着したら、強風のためJRも南海も電車ストップ。リムジンバスがフル稼働中でしたが、運行している最寄駅までの便も、京都行きの便も長蛇の列。しかし奈良行きは空いていた!ちょうどキャンペーン中で奈良市内のバスパスがもらえたので、行こうか迷っていた法華寺と海龍王寺で、それぞれ、その日までご開帳中だった十一面観音を見てきました。

その後京都に向かい、知人のイスラエル人ご夫妻と夕飯(このご夫妻は私がロルフィングのトレーニングで京都に滞在していたとき、同じシェアハウスで約2ヶ月過ごした方々で、その後京都が気に入って、この時期毎年2ヶ月弱日本に滞在しています)。

結局、翌日が唯一の京都観光で、大好きな八坂神社、龍安寺、上賀茂神社へ。そして夕飯にnayaカフェへ。ものすごく贅沢なごはんを食します。美味しいと言うか(もちろん、ものすごく美味しいのですが)、それ以上に、食べたことのない味で、「生きてるごはん」です。真似できそうでできない。こんなロルフィング セッションをしたいと思う。

二晩とも町家を手入れしたゲストハウスに宿泊。こちらも手入れや調度品のセンスなどなど見習いたいことだらけ。コツコツと淡々と美しく整え続けるすごさ。宿泊者の自分の佇まいも影響されます。

三日目は、ずっと行こう行こうと思いつつ先延ばししていた法隆寺へ。高校の修学旅行以来!ずっと行きたかっただけのことはある、西伽藍はすごく好きな感じでした。暈も見えた。五重塔の塔本四面具が、サグラダファミリアみたいでした。いいところ!

展示されている仏像群を見て思ったのは、皆首が短いというか、MDH(Mid Dorsal Hinge)を機能させてない。C7で腕を吊っていて、ちょっとお腹がでた、いわゆるバナナ姿勢なこと。スラリとした百済観音でさえそうなので、やはり日本人は「対側性の動き」ではない動きが基本だったんだろうなあと思う。西洋の彫像との違い、その頃の身体の使い方、服装、そこから生じるふるまいや考え方などなど、いろいろ想像妄想してました。

レンタサイクルで斑鳩の町を走っていると、やはり「日出処の天子」を思い出して想像してしまう。楽しいです!ひととおり廻って気が済んで、帰路へつくために関空へ向う途中で帰りの便の欠航のお知らせメールが届く。ええ〜っ!と思っても仕方ないので、この後の手続き等々の確認をする。

翌日の最終便に振替できることと、宿泊代や食事代などの補償をしてくれることがわかり、いろいろ考えた結果、奈良に宿泊することにしました。全くの予定外でしたが、「こうなったら〜」ということで、一度は行ってみたかった吉野の千本桜を翌日見に行くことにしました。

吉野は、桜も千本だけど電車もバスもロープウェイも道も通勤ラッシュのごとくの人人人、長蛇の列。人もいっぱいでした。一応頑張って上千本までは行きましたが、率直な感想は「気が済みました(笑)」。

しかし舗装されているとはいえ、それなりに大変なんですよ、登るのは。途中、相当キツイ坂道もありました。なのに老若男女、普段運動してないだろうと思える人も続々と登るんです。「桜は人を惑わす」とも言いますが、人に身体を使わせる力も持っている。すごいなあ...と桜のパワーをひしひしと感じていました。


途中、金峰山寺で蔵王権現の特別拝観をして、青くて大きい権現の姿や、特別拝観の作法が、(笑うところじゃないはずですが、、、)どうしても可笑しくて仕方ありませんでした(汗)。修験道のお寺なので、山伏による「女人採灯大護摩供」も行われていました。いろいろインパクトの強いお寺で、ちょっと浮かれてしまいましたが、その後、今度こそ帰路へつきました。

家に帰ってもまだ、なんとなく飛鳥時代が抜けない気分です。春過ぎて 夏来たるらし 白たへの 衣干したり 天香具山。まだ春ですけどね。

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